azusatokohaの日記

人生ラバーダッキング会場

オタクなので好きな作品の事は全て知りたい

シドニアの騎士 あいつむぐほし を以て、アニメーション作品としてのシドニアの騎士は完結したわけだけれども、オタクなので好きな作品の事は全て知りたい。ガウナってなんだよ。オタクなので合っているかどうか分からないガウナの設定を個人的に考えてみるなどしてみる。

ガウナの特徴としては、カビやヘイグス粒子に引き寄せられ、人間を捕食することがあり、知性を持っていると思わしき行動・模倣が見られ、大衆合船というとてつもなく大きな本拠地を持っている。落合はあれは記憶装置だと言っていた。本体はカビでないと破壊できず、人間の知識を吸収するっぽい。

個人的に考えてみたのは、あれは知識の回収機構である、あるいはアカシックレコード的なやつ。知識の集積を目的とした自律的なシステム、だとか、知識の集積を目指したら十分に複雑なネットワークを形成してしまい自律性を獲得してしまった、みたいな存在かなぁ、という説。

知識を吸収するために知的生命体を吸収し、それを母艦=衆合船に持ち帰って集積することを目的としていて、その知的生命体の検索手法としてヘイグス粒子を感知する。たとえば星域外で活動するためにはヘイグス粒子が理想的なエネルギー源である、とかいう設定であれば、十分に発達した知的生命体の検索には高濃度ヘイグス粒子を見つけるのが定石である。

で、知識を保存集積する自律システム or 知性を獲得するに十分に複雑な(ニューラルライクな)ネットワークがあるために、その知識吸収を妨げる行動を抑える為の各種変異を行うことができる、と考えると、模倣・知性型ガウナの出現ってのも説明できるんじゃないか?そして、その延長として「カビ」の存在を共有し、知的生命体の証拠とすべき対象として認識している、みたいな。

で、ガウナを生み出してしまった知的生命体、あるいはガウナの被害に遭ったが命からがら対抗手段たるカビを発見した者らが播種船のように放った、ガウナを無力化する反ヘイグス場に包まれた構造体、それがシドニアが遭遇した宇宙遺跡だったり。

まぁ色々想像することはできるんだけれども、ガウナの正体を知らないまま、大衆合船の破壊撃退が対ガウナの完全勝利と言えるのか、分からないまま目の前の平和な世界を楽しむって言うのも、レム恒星系惑星セブンに入植した彼らの心中を追体験する、という意味でも作品の終わりとして美しいのかもしれない。

でもオタクだから好きな作品の事は全て知りたいよ~!