azusatokohaの日記

人生ラバーダッキング会場

都内の配電全部抜く

昨日はちょっとデカめの瞬低があって、話題になってたね。ちょうど外に居て暗くなったのでびっくりした。

瞬低の大小はいくつかの次元があり、「電圧低下率」と「経過時間」が需要家に与える影響として挙げられるけれど、今回は電灯類が明らかに明滅した「電圧低下率」の大きさに加え、影響される需要家の数(エリア)の規模も多かったのが話題になった気がする。

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ふつう瞬低って言うと、どっかの幹線に雷撃したため一部地域で発生、みたいな状況が多いと思うし、大体そういう風に説明されるんだけど、今回は管内発電所のトラブルだったらしい。そういう意味では異例だな。2ちゃんねるには川崎火力1号系列1軸の設備事故って噂があったけど2ちゃんねるだしな。

そして広範な瞬低として話がデカくなったので、電灯が暗くなったりした状況が YouTube とかにもアップされてる。

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瞬低で気になったのが、今回はかなり電圧低下率が高い=低い電圧まで落ちたと思って、電灯が消えたりするのが目に見えたわけだけど、瞬低が回復する(事故地点が切り離される)瞬間って配電網内の負荷が一斉に起動するわけで突入電流とかヤバくなかったんだろうか?瞬低(あるいは瞬停)後の回復で突入電流が発生すれば、再度電圧降下とか来しそうなものだけど、そこでブラックアウトに至らないのがすごいと思う。

というか発電所トラブルで、一程度の発電量が系統から切り離されたんだと思うんだけど、その影響が瞬低のレベルで収まるんだね。発電所の応答速度って(無論発電手法によるとはいえ)そんなに素早くないと思うんだけど、吸収できるもんなのか。吸収しきれなければ北海道胆振東部地震でのブラックアウトと同じ状態になるはず。

こういう「知識でしか知り得なかったことが身近に感じられる」事象って良いね。UPS買うか。