一か月半前の話になるんですが、イオシス 新宿西口店がオープンしました。で、オープニングセールをやるというので冷やかしに行ったんですが、よく分からないが「Mode1 GRIP」というスマホを掴んで帰ってしまったので、使っています。
Mode1 GRIP（以下、彼）の大きな特徴はそのサイズ感で、幅56mmと、昨今の巨大化しつつあるスマホ市場に投じる一石として素晴らしい。片手サイズの宗教の人間として、こういう機種には称賛を送らざるを得ない。じゃあ定価で買えよ。いや、出会いがそこだったもので…。イオシスセール価格で9,980円だった。これでも十分安いが、定価は22,000円との事。新品のスマホがその値段で買えるって凄いな。
とはいえ、廉価なだけに、少し残念ポイントがあった。次回のすまほ選びに役立てるために、ここにメモしておく（ブログとは、そういう備忘録のためにあるのだ）。
ソフトウェア？の完成度が今一つに感じる
Androidの事に詳しくないので、ディストリビューションと言えばいいのか、ミドルウェアなのか、分からないんだけれども、とにかくS/W面の完成度が今一つと感じる。一晩寝て起きたらAPN設定が消えていた、明るさ調整が効かなくなり、明るいまま、あるいはバックライトが消えないままになってしまう、といった感じ。
APN設定が消えていたのは、気付いてしまえば再設定すればいいものの、明るさ調整はちょっと困る。特に後者のバックライトが消えたままになるのは、画面が全く見えず、強制的に再起動かけるしかなくなるので…。
以下は創造というか妄想の域になってしまうが、性能面を落としている分、バックグラウンドプロセスを一部落として回る機能(DuraSpeed)があるようなんだけれども、ここが動画サービスなんかの、明るさ設定を握るプロセスを落っことしてしまい、明るさ設定が掴まれたままゾンビが残ってしまっているんじゃないだろうか？
本当の所は分からないが、なんとなくそういう風に感じた。APN設定の件もそうなんだけれども、再現手順が分からないので、余計な事はなかなか言えない。
おサイフケータイが非搭載
これはまぁ、無くても大丈夫でしょ、と思って買ったから文句を言う筋合いはないんだけれども、Pixel5時代に結構使っていたものだから、ライフスタイルが「ある」前提のものに変革しかけていたんだな。
もちろん文句を言う筋合いはないので、今回の知見は次回のけーたい選びに活かすことにする。
通常の解像度だと、少し表示が大きい
この機種の画面解像度は1,440x576pxで、公称HD+となっている。が、この表示が幅5.6cmには多少大きく感じた。ベゼルを考えない単純計算で260dpiくらいだと思うけれども、ちょっと荒い。幸い、開発者向けオプションで弄れたので、少し縮小させてもらった。
こういうことをすると、1画素と1ピクセルが対応しなくなるが、このさい多少ジャギーだったりする？のは許す。
むしろ、こういうことをすればするほど、Browser Fingerprintがユニークになっていく。トラッキング社会に適合している。そもそも機種自体が、言ってしまえばあまりメジャーではないにも関わらず、更に解像度を弄ってしまえば、追跡しやすいことこの上ない。試しにFringerprintテスト用サイトで表示してみたら、Uniqueの文字が光り輝いていた。
カメラの音うるさい、画質あんまりよくない問題
Mode1 GRIPは、なぜだかカメラの音が引くほどうるさい。もともとカメラのシャッター音は日本独自の規制だから、みたいな話があったが、コレはそういうのを超越してうるさい。百歩譲って、シャッター音がうるさいのは仕方がないとしても、オートフォーカスの音さえうるさい。音割れを疑うレベルでうるさい。何度でも言うが、うるさい。
うるさいのはいい。変な音が鳴るわけでなく、シャッター音なので、あーあの人めっちゃシャッター音うるさいスマホ使ってんね、で済む。次の問題点は、画質があんまり良くない。センサーが小さいのか、暗いところなんかだと全く光を得られない。で、電子的に明るくするから、けっこう画質が悪く見える。記録にしても、少し暗いと文字が判読できなくなる。これは画質が悪いと表現せざるを得ないと感じる。
とはいえ、良い機種です
ここまでさんざんこき下ろしてきたが、このサイズで、この値段できちんと使える時点で、「楽しめる」良い機種と言って良いんではなかろうか。ダメな子とは言わないが、愛着の湧くタイプの機種と言っていい。
じゃあ次のケータイは？というと、今回の経験から次のような条件を付しておく。
思い付いたら足す。
