azusatokohaの日記

人生ラバーダッキング会場

オンプレはHDDが故障するからクソ

zenn.dev

Oracle Cloud Infrastructure とは、Oracleが提供するクラウドサービスで、クラウド上に仮想マシンやストレージ、データ分析基盤を提供する…早い話が、もうお前ら自前でサーバー買って高ぇ保守コスト抱えてまでオンプレ環境使うなんて時代遅れだぜヒャッハーのひとつである。

つまり、君の企業の、商売の、サービスのすべてのITインフラ環境は受け持つから、そんな存在など忘れ、好きな時に好きなだけのリソースを消費し、要らなくなったら開放し、コストを削減し、ハードウェア障害に起こされる夜を過去にして、幸せ造りのベストパートナーです、と営業をかけていた。そのはずのアカウントが突如停止され、ほとんどが使えなくなった、というレポートが上掲のカード。

たしかに酷い話だ。本番稼働しているサービスであれば、突如として全サービスの停止とユーザーデータの喪失を招き、おそらく壊滅的なロールバックを経験することになるだろう。とてつもない被害を、予告なしに──それも、大規模な他責障害などの言い訳を与えられずに──負うことになる。

今回の件は、サービスの回復は不能。継続提供も不能であり、諦めるしかない、という結論に至ったようだ(しかも、その結論までに1か月掛かっている)。当事者であれば、そして本番環境であったとすれば、とんでもない話だ。怒り心頭とか、そういうレベルでは済まない。

では、サービス提供側の一方的落ち度かと言えば、そうとも言えない。提供側も、おかしなところにリソースを提供すれば、訴訟を含めたリスクを負うことになる。それを避けるため、提供側にはリソースを止める権利がある。そして、その発動条件を明かすわけにはいかない。それは、抜け穴を教える事と同義であると言える。

今回のOracle Cloud Infrastructure : サービス提供側の判断は、致し方ない部分があるんだろう。利用者側が読み飛ばしている利用規約の一文に、リスクとなり得る利用方法への言及があるかもしれない。そもそも、悪意ある利用者だったかもしれない。ただし、こういうクラウドサービス側からのそもそもの締め出しに対してまで、冗長設計をとらなければならないのだろうか

あれ?もしかしてオンプレが安全なのでは?

これからはサーバーが売れる

いまのうちに転売用の弾補充しとけ