azusatokohaの日記

人生ラバーダッキング会場

エタノールの目的外使用

だだいま被災地で極限状態です。

手元に99.5%と80%の消毒用エタノールがあって、
80%を飲むことに(w しました。

トップバリュの40%焼酎と味は変わりませんねぇ...

投稿: ほんだら | 2011年3月15日 (火) 17時34分

純度99.5%のエタノールを飲用してはいけない訳 - 研究と教育と追憶と展望 露本伊佐男のブログコメント欄より

これはインターネット重要文化財だろ。2011年3月15日といえば言わずもがな、東日本大震災の直後。「被災地で極限状態です」という状況下で、インターネットに辛うじて繋がった時に、どうやって飲用できるエタノールを確保するのか腐心していた被災者が居たという事実。これはインターネット重要文化財だろ。

ブログの趣旨としては「 99.5wt% の無水エタノールは、純度を高めるために微量のベンゼンを添加しているので、飲むのは良くない」というもので、コメントの「80%消毒用エタノール」はむしろ塩化ベンザルコニウムとか添加されていて有害なんじゃないかという気もするが。

しかし、それだけこの投稿者はアルコールのない世界に追い詰められており、おそらく避難所の衛生を保つための消毒用エタノールに手を出さざるを得なかった。そういう娯楽のない「極限状態」になってしまう。災害は一般の生活者を突然に極限状態へと追い込んでしまうので、被災地における備蓄とか物資に頼る事となり、それは生存に必要最低限の物資だけが入手できる(あるいはそれすら入手できない)娯楽のない状況を意味する。

だからといって行政の備蓄品に一升瓶を詰め込みまくるのは難しいかもしれないが、インターネットがある程度普及した段階で起きた災害のタイミングで、インターネットに書き込まれたコンテンツから、被災者支援のあり方みたいなのを研究する、みたいな取り組みもアリな気がする。特に最近になってUGCの検索性・永続性がガタ落ちしてきたから。

それにしたって「トップバリュの40%焼酎と味は変わりません」は笑うわ