azusatokohaの日記

人生ラバーダッキング会場

楽をしてお金がほしい

ニート設定の東方のキャラか何かの1ページ漫画だったと思うけれども、

人間何をしなくてもお腹が空きます。
お腹が空いたらご飯を食べます。
ご飯を食べたらうんこが出ます。
今の私は人間以下のうんこ製造機。

と言いながらカップ麺をすする場面があった気がする。見かけた瞬間叫びながら閉じた。

人間はご飯を食べないと死んでしまうし、おいしいご飯を食べるのは気分がすぐれるので、ご飯を食べたい。欲を言えばおいしいご飯を食べたい。であれば方法は2つで、自分でおいしいご飯になる動植物を育てるか、お金を稼ぐことになる。食い逃げは臭い飯を食わされることになるので選択肢から外しておく。

であれば農業ノウハウも無く牧場的な家畜の獣臭を得意としない都市部育成人間は、何らかのお仕事でお金を稼がないといけない。いやな世の中だけれども2019年現在の科学技術はこの人口を無人工場産の栄養で食わせられるレベルに達していない。なんと嘆かわしいことか。

となればなるべく楽をして稼ぎたい。苦労は買ってでもしろ、などと言うが苦労したなら金が欲しいし苦労せずとも金が欲しい。そんな時に甘い囁きをしてくるのが在宅ワークとかいうオタク集中狙いのワードである。ええっ!?家で定められた業務をこなしていれば通勤とかいう毎日の異様な儀式からも対人関係からも逃れられるんですか!?

もちろん話はそう上手くいく訳ではなくて、私も一時おうちで毎月データ納品をする案件をやらせてもらっていたけれども、感想としては、在宅向かねぇな、だった。集団よりも1人が好きでパソコン前から動きたくないタイプのオタクでもそうなんだから、在宅ワークは余程向いてないと無理だろなぁ、と思う。

n=1なので環境にもよるんだと思うけれど、何がキツいってフィードバックを得にくいのがしんどい。成果物の受領/リテイクはひとつのフィードバックだし、色々相談させてくれる担当の方は居たけれど、基本は1人作業なのでリアルタイムな相談とか気軽な意見を貰ったりができない。そうなると、自分の成果物に絶対的な自信が持てるほどでない限り、ずっとクオリティに悩まされ続ける。うーん上手く切り分けないし切り捨てられればマシなのかもしれないけど。

よく言われるのは納期とかスケジュール管理がしんどい、って話だけれども(もちろんそれもキツい)、私にはそれ以上に、自分の成果物のクオリティをもっと上げられないものか、隠れている問題はないのか、意図はきちんと伝わるものなのか、みたいな点に無限に悩まされていたので、他人からの(密度の濃い)Acceptに飢えてしまうなぁ。自分の成果物に絶対の自信を持てるとか、本当に使えるリソースのすべてを注ぎ込んで、自分にはこれ以上無理です、といったクオリティを叩き出せるような対価じゃないと、考える人(ロダン)になってしまう。というかむしろ地獄の門が開く。たぶん胃の穴も。

なので、働きたくないとは言わないから、良い人間関係の所で、無限に承認されながら働きたい。アットホームな職場という意ではなく。

高望みするなって?夢くらい見たっていいじゃないの。