azusatokohaの日記

人生ラバーダッキング会場

SPLASH 見ました

www.zan-live.com

エルセとさめのぽきのファーストワンマン(アルバムリリース記念ライブ)SPLASHを見ました。そういう垂れ流し。

今回はサンゴ礁のステージだったわけだけれども、サンゴ礁って「生命」のイメージというか、「孤独でいること 慣れていたのにエルセとさめのぽき - BLUEより)」で始まった「エルセとさめのぽき」が、生命、数多の観客に囲まれるステージにまで来た、という象徴的な絵面だったな。

しかしおかしいのが、このボリュームのレンダリングをリアルタイムでやって、複数台のカメラを同時並行でフェードしたり、またまたリアルタイムでのリリックモーションも入れてあったり…。

きちんと技術的に「面倒な」ことをやっていて、きちんと一つの目標に向かって協業できる。誰かのやった仕事をきちんと認め、間違ったことは止めていたんだろう。たとえば曲名のテロップを一曲毎に、きちんとイメージに合ったものを出していたけれども、あれだってかなり面倒な仕込みだったろうに、きちんとやり切っているからこそ、ものすごく感情に訴えて来てくれるような演出になっていた。本当に好き。

このライブを作り上げてくれたProjectBLUEって、たぶん正しくアジャイルできている組織なんだろうな。目の前でモノが正しく、大きくなっているのを見つめながら、真に価値のある行動を目指していける。強い組織とはそういうもの。いつまでもエルセとさめのぽきを加速させていってほしい。

「深海列車」はそういう意味で、空に手を伸ばしていく、うみのそこから、高い高い水平線へ向かって、きちんと走って行ってくれる、っていうProjectBLUEへの信頼感をくれる。のびやかなサウンドが本当に好き。ありがとうProjectBLUE。

音作りに関しては本当にこだわっているな~という感じで、8月31日の入りのムービーもかなりこだわっているのを感じたし、そのままブルーアワーに入っていったところも良かった。人間の聴覚は塞ぐことができないから、敏感というか感情・感覚に占めるものが大きいと思うんだけれども、それをきちんと気持ちの良い状態で運んでくれていた。大好き。

ブルーアワーの入りの話で言うと、音は続いているのに背景は切り替わっていって、連続性を損なわずに、次への期待感を高めてくれていて最高だった。OUTRODUCTION、STARと、これまでのエルぽきを振り返りながら、まだずっと進んでいく。それが感じられるライブだった。あとラストのスイッチング最高。

残念な点があったとすれば、メジャーデビューしたバンドのライブ行ってインディーズ時代の曲聞けなくて残念がる人になってたのと(STARの背景にきちんと出ていたので忘れられているわけでないというのは痛いほど分かるんだけど)、カメラオペレーションがFIXとか単純なモデルフォローで、もうちょっと自然な感じだと良いな~ってなった。その辺りきちんとできている3D映像は見たことが無いので、今回のライブが~って訳ではないんだけれども、いつかカメラオペレーションもマニュアルでキッチリ演出してくるライブ映像も期待したい、という気持ち。

何にせよ、良い映像を見させてもらったことは確かなので、この世とProjectBLUEに感謝しきりです。