azusatokohaの日記

人生ラバーダッキング会場

Mode1 Pocket を1日使った

2025年11月11日はとても良い日であった。なぜならP-UP World社からMode1 Pocketというスマートフォンが発売されたからである。

このスマホは何と言ってもサイズが小さめである。この頃のバッテリー大容量化に伴うスマホ大型化の時代において、非常に希少な機種であると言える。そして私は小さめサイズスマホを追い求める人種として、たいへんにこの発売を歓迎したわけである。

ブログで触れたガジェットオタクの自分用まとめ
スマホ Google Pixel5Mode1 GRIPUnihertz Jelly2 → Mode1 RETRO Ⅱ → ASUS Zenfone 10Motorola razr 50 → Mode1 Pocket
イヤホン final ZE3000 → RHA MA650Technics EAH-AZ80 (HP-TWF41)
スマートウォッチ Garmin vivomove 3 → Google Pixel Watch

さて、11月11日の夜に入手し、11月12日を通して利用した感想を述べる。良い点としてはサイズであるがこれは自明である。

以前スマートフォン選びの基準値としていた「おサイフケータイ」は非搭載である。これは人によっては明確なデメリット(というか必要条件)であるが、Google Pixel Watchやカード型PASMOを併用している為、何とかなった。ガジェットを探すのであればFelicaは望み過ぎである。

というか最近はクレカのタッチ決済がエグい勢いで普及しており、QUICPayやiDはそのうち淘汰されるのでは無かろうか。そうなるとFelicaを利用する場面は交通系ICカードのみになってしまう。結構深刻だ。

さて、指紋認証は現代のスマホらしくきちんと搭載されており、しかも電源ボタン一体型である。画面内型は布団で使う時に眩しいので、物理的に存在している方がかなり嬉しい。

カメラは夜間など暗い場面には弱いものの、日中屋外であれば十分すぎる画質が得られる。シャッター音もうるさすぎることなく、普通に使えるものに仕上がっている。素晴らしい。ただマクロレンズを使う時には、マクロモードを呼び出すのに手間が掛かる仕様なので、せっかくのHWが残念ではある。

バッテリー容量は流石に少ない。サイズの制約のせいだろう。初日であらゆるアプリの初期設定を行っていたという事情もあると思うが、日中に一度充電が必要となった。日中に電源が切れてしまっては困るし、充電もできないという人にはお勧めできない。

ディスプレイは赤味がかなり強調されて見える。個体差かもしれないが、肌色がかなり赤に寄るので、全ての写真が酔っ払いの写真になる。一方緑の発色はかなり綺麗で好みなので、ピーキーなディスプレイであり、これも味ということである。

あとは性能がそこまで高くないので、ソシャゲをひとつ止めるきっかけになった。人生の可処分時間は有限であるので、とても有意義な買い物をしたのだと言える。あとアニメーションを無効化しておいた。スマホの無駄に動くアイコンや表現は、計算資源と電力容量の浪費であり、富豪的プログラミング一種の表出でしかない。

最後に製品外見のデザインとして最も素晴らしい点としてはストラップホールの実装が挙げられる。現代のスマートフォンはストラップホールをオミットした割に、ケースとの間に三角カンをユーザ側で実装する醜悪な利用がまかり通っている。その点ストラップホールが元から付いているので、裸族であってもリングをはじめとした各種アクセサリーを取り付けることが出来る。高市総理はスマートフォンへのストラップホール設置義務化について早急に日本国憲法およびアメリカ合衆国憲法に盛り込んでほしい。

総じてP-UP Worldは大変に良い仕事をしたものである。素晴らしい製品がまたひとつ世に送り出された事は喜ばしい。あとはこの機種や後継機種を絶え間なく開発してくれることを切に願う。