azusatokohaの日記

人生ラバーダッキング会場

現実世界の二次創作とフェイクニュース

現実世界の二次創作、と呼べば良いのか、現実世界の出来事を多少脚色したやつがめちゃくちゃ好きなんですよね。事実は小説より奇なり、と言うけれども、それを小説風に脚色したら、そりゃ〜面白いやろ〜

ただ、「事実を事実として伝える」のではなく、「事実に色挿しをして面白おかしくする」過程を挟む以上、必ず何処かにフェイクが含まれるんですよね。ぼくが以前見かけてすごい気に入った脚色に、(元ツイートが消されてしまっているので不正確な再現だけど)

「カーナビに細い道を案内され車が傷付き損害賠償請求 裁判所「目で見て狭いんだから自分の頭で考えろ」と請求棄却」

ってのがあって。これって、裁判所が実際に「自分の頭で考えろ」、と言ったか、というとそこはフェイクで、出典であろう記述によると「運転者が実際の道路状況(中略)を踏まえて自ら運転するべき」という表現なんですよね。

もちろん文章の大意としては「自分の頭で考えろ」なんだけど、そこには「【悲報】裁判所、剛速火の玉ストレート」的な脚色が含まれてる。

そういう脚色って、大きく色付けすればするほど、フェイクニュース化していく。で、昨日の話と同じだけど、やっぱりフェイクニュース絶対許さない世直しおじさん、みたいな人がいて、そういう脚色にも「コラコラコラコラ〜!」と矢を射ってくる。

そういうフェイクニュースって「受け手」側の問題も多分にあるんじゃないかなぁ〜と思いつつ、あらゆる意味で「正しいこと」の発信しか許されなくなるのかなぁ〜

現実世界の脚色に限って言えば、やっぱり脚色の無い発信に比べて気に留まりやすいし(それが行き過ぎるからPV狙いのフェイクニュースなんかはバズりやすいわけだけど)、新しいことを知るきっかけになるし、単純に脚色してあるぶんだけ面白いので、目の敵にしないでほしいな〜という気持ち。