azusatokohaの日記

人生ラバーダッキング会場

世の中全部サブスクにしてやろうか

馬鹿の考え休むに似たりのやつです。

どいつもこいつもaaS、aaSですわね!!!!!(インターネットお嬢様)のアレなんだけれども、データを手元に置いておくことは、それ自体がリスクである。これはなにも個人使用の話に限らず、企業組織でのデータ利用なんかにも同じことが言えて、要するにシンクライアントシステムの導入は、データの中央集権化を伴うことで、そのアクセスコントロールなんかも高度に行なえますよっていうのが常套的な売り文句になっている。管理画面から紛失したPCを指定するだけで、そこからのデータアクセスを制限したりできるし、多要素認証を組み合わせたりもできる。

他方、データを失わずに持っておくというのも管理工数を少なからず食うわけで、自宅でRAID組んでS.M.A.R.T.監視しましょうね、よりはクラウド管理というか、スケールメリットのある方法、つまり専門的なデータストア設備を共用し、管理も少数専任者に任せるのが有利。だからこそ自宅用サーバは流行らなかったわけだよな。

そういう事を考えていったとき、別にスケールメリットの追求だのハードウェアの中央集権化、そういうものをデータストアだけに求める必然性はないので、Windows VDIのサブスクみたいなのがあっても良さそうに思えるけどどうなんだろう。実機を廉価なシンクライアント端末にしてしまえば、端末故障も痛手ではなく、わざわざ面倒な障害復旧をしなくても端末交換の選択を容易に取れる。もちろんデータ移行、アプリケーション移行もなし。

思想としてはInfrastructure as a Serviceなので、EC2なんかと同じようにスケールアップの手段を用意しておけば、低価格プランから初めて容易に増速・高性能化、大容量化が図れれば、実機を買った後の思ってたんと違うも回避できそうじゃないか。アウトソーシング環境構築でも書いた話だけれども、そういう環境の構築やらスイッチングコストってかなり高いので、そこが容易になるのはものすごいメリットに思える。

まあ、こういう凡人が思いつくような事は既に世の中の多くの人が検討しているわけで、ネガティブ要素としてはライセンス管理と実機端末が実際そこまで安くないとかかなぁ。一般的に想定される用途であればオフィス系ソフトは要るだろうし、そういう辺りのライセンス管理、あとユーザーが追加してくるアプリケーションのライセンスを考えると難しそうだ。あとはそういう専用実機を用意するなら無駄にコストが掛かるし、既存端末を使ってクライアント側にするなら、その端末で色々やればいいじゃん………

世の中うまくは行かねぇなぁ